多くの人が抱える問題の根源についてのいくつかと、だからこそのコーチの信条について
問題1:外部のリソースから幸福を得ようとする
幸福に対して、「もし○○があったら、幸福になれる」と、幸福を条件づけ問題にしている人たちです。条件が満たされた状態のときのみ、幸福感を感じるひとです。この考え方であるかぎりは、どれだけ成功したと感じるような行動も努力にも終わりはなく、「欠けていることの私」の魅力に気づけず、「常に何かが欠けつづけている」毎日を過ごすことになります。
本当は、「幸せになる」ではなく、「幸せである」と気づくことです。
名誉や地位、稼ぐお金によって、人間を評価する切り口を変えることです。
問題2:自分が本当に必要なものを十分に持っていない
生活管理が「後手」にまわっている人は、常に何かに追われ、我慢している症状が現れます。この問題の原因は、自分が必要とするもの(情報、サポート、愛、お金、スペース、蓄え)を十分に持っていないことです。人生はあまりにも要求が多く、複雑を極めており、泳ぎ切るための余裕がない状態です。本当は不要なニーズを減らし、我慢すべきものを最小化することが必要です。
問題3:自分のことを太陽ではなく、惑星のように考えることが多い
自分の周りの世界に対して何かを提供することで、自己重要感は満たされます。
それには、まず、自分を他の誰か(または自分の文化の)の月や惑星とみるのではなく、自分を太陽ととらえ始めるのが一番早いです。魅力をあげるアクションや、反応をやめる。自分の中にある豊かなものに気づくなど、自分の内なる太陽に気づくセッションが大きなステップとなるはずです。
問題4:多くの古い概念や前提をもとに活動している
歴史認識や地理ひとつとっても、小学生で学習してから何十年もたっているが、情報の更新をしている個人は少ない。しかし、ミーム(アイデア、概念、原則)は急速に進化し続けている時代に生きています。今までは、過去の概念と新しい概念のパイプを、公共機関、会社、学校、政府機関、教会がその働きを行っていたのかもしれませんが、インターネットの恩寵により、協調的で流動的で拡張性があり、自己編成するネットワークからミームを受け取ることが瞬時にできます。
コーチは、クライアントのもつミームを更新するように手助けすることだけで、クライアントの多くの問題を、問題のコンテンツそのものの核心に触れることなく解決することができます。
問題5:刺激の足りない環境にある
ほとんどの人は、周囲の環境から十分な刺激(知的、創造的、情緒的、精神的な刺激)を受けていません。これは人間の認識は、過去の記憶を突合することでしか世界を無意識がみないからに他なりません。
そして、現在の状況がやりがいのある仕事ができていない、自分を進化させる仕事ではない(と言いながらゴールはクリアではない)、人間関係に活気がない、仕事が忙しい、トラブルに解決に忙しい、などの理由から、新しい刺激が目の前にあっても、受ける余裕がありません。
もちろん、幸福は外にある。と信じていることも関係しています。
解決は、目の前の環境に対して、自分で環境を設計する方法を手に入れることです。
コーチはこれらの問題に対して、効果的なワークパッケージを有することも必要ですが、クライアントに対して持つ信条は、さらにセッションの効果に影響を与えます。
クライアントが信じていないことを、コーチが信じていなくて、クライアントが信じることなんて起きえないです。
コーチがもつべき信条は、
私は信じています。
あなたに喜びをもたらす、今の年齢のあなたしか持つことのできない宝物をあなたがもっていることを。
私は信じています。
あなたが自分自身と私に対して正直になる覚悟があることを。
私は信じています。
あなたはどんな問題に直面しても解決する力があることを。
私は信じています。
あなたが自分でも思ってみなかったほどの成功を収める力を秘めていることを。
私は信じています。
あたなが他の人が学ぼうとしないことを学びとるつもりがあることを。
私は信じています。
あなたが自分の才能を花開かせるために努力できる人であることを。
私は信じています。
私はあなたがコーチを受けることで変わることを。
私はあなたを信じています。
子どもにも同じことがいえるかもしれません。