我々が知っていることを、どのように知っているかについての学問
「NLPとはコミュニケーションツール、あるいはビジネスツールである。」
と、初心者への入り口としての説明ならば許容できていたが、相手の知識によって説明を変えるのではなく、指導者が本当にただのコミュニケーションツールとしてしか理解がなかったり、NLPの本質を理解できていないことを、当人が理解できていないということが、散見する。プロフェッショナルの端もない。
認識論の学習をした人材がそれだと愚かであって、エリクソンもベイツンのことも
分かっていないプラクショナーやマスターが多すぎたのは、危機的状況。
日本におけるコーチング資格の愚かさと同じ道を辿っているようで、安易に他人を変えようとする技術としてのモチベーションが前にでている。
また、その指導者たちは、日本で唯一の本物だと思える北岡さんが言うように、
常に、自分自身が今までもってきている世界の見方、アイデンティティをいつでもどこでも相対化して、「一時放棄」できる能力を身につけていない。
指導において、NLP を教えるときにデモンストレーションもできない。
優秀な指導者であれば、自分ができることとできないことの区別ができていて、かつ自分が達成できないことについては口を閉ざすようにしておくのが誠実というものであるはず。
NLP のような認識論は、エピステモロジーであって、
『我々が知っていることを、どのように知っているかについての学問』
であって、コミュニケーションが向上するのが本当の目的ではない。
ただただ、コミュニケーションに応用可能性が高いというだけ。
ざっと、これぐらいの領域には応用可能。
Key business areas where NLP is having a positive impact:
◦Leadership
◦Employee engagement
◦Recruitment
◦Communication
◦Marketing
◦Sales
◦Presentations
◦Meetings
◦Project Management
◦Productivity
◦Team working
◦Training
◦Stress relief
ただし、ミルトン H. エリクソンが定義できたことは、
「クライアントが精神的もしくは身体的セラピーに来る理由は一つしかなく、それは『該当の人の意識と無意識の間にラポールが取れていないからだ』ということです。」
であって、この意識と無意識のラポールをとり、このメタの認知を獲得することで、
NLPは、『目覚め、自己変革をもたらすもの』であり、『自らを自分自身のセラピストに変えるもの』である。」が本質。
NLP は、人心操作のためにあるのではなく、自分の内面性の質を向上させるために存在している。それゆえ、自分自身と NLP 学習者の両方の中に、「覚醒」、「自己変容」、「自立」が生み出されるように常に努力すること。
これが指導者としてできないのであれば、迷惑極まりないロジックエラーを起こしている。これから学習する人、過去にプラクショナーを取った人たちは、指導者選びを慎重に行うべきで、少なくとも原書のいくつかを読むことをお勧めします。